ホーム > 白神山地案内人 > 小林博憲

白神案内人 小林博憲

こばやしひろのり。昭和29年生まれ。タクシードライバー歴、約14年。白神山地ガイド暦、約7年。タクシードライバーでありながら白神山地の観光ガイドもこなし、タクシードライバー兼白神案内人として活躍している。白神山地への入山経験は100回を越え、観光客目線の親切なガイドに定評がある。



白神案内人 小林博憲が語る白神山地の魅力

「一番の魅力は白神山地の自然の不思議さです。美しい自然に触れて癒されることも大切なんですが、植物に秘められた絶妙な仕組みを知って感じて、自然の奥深さを味わうことが白神山地トレッキングの醍醐味だと思います」と小林は語る。『自然の不思議さ』とはどういうものなのか? 「たとえば、葉っぱの裏側が白いのは何故だかわかりますか?実はそこに植物の巧妙な仕組みがあるんですよ。答えは・・・それは白神山地で実際に見ていただいて確かめてからですかね。とにかく、植物の生態系もそうだし、朽ちてまた新たな命がうまれるサイクルもそうだし、植物が持っている機構には驚かされるばかりです。白神山地に訪れる方々にはそれを体感してほしいし、体感できるようサポートするのが私の役目だと考えています。不思議だな、と一瞬でも感じてもらえれば白神山地のガイドとしては喜びですね」



白神案内人 小林博憲が教える白神山地のイチ押しスポット

小林のオススメのスポットは留山だった。「植物の多様性を見せつけてくれる場所なんですよ。さまざまな植物が新緑や紅葉など素晴らしい景色を織りなします。新緑ならやっぱりブナの芽ぶき、紅葉ならナナカマド、モミジ、ウルシ系の赤、カツラの黄色など見応えがありますよ。あと個人的に好きなのが、留山のもう少し先にある、水の目林道です。ここでは沢を挟んで対岸のひらけた景色が好みなんですよ」



白神案内人 小林博憲と実際に白神山地留山を登ってみて

観光客目線を大切にする案内人の小林は、景色や植物について丁寧にガイドしてくれる。質問を投げかけるとじっくり説明してくれたり、「これは凄い」と一緒に驚いてくれたりもする。しかし時には大胆なガイド方法を披露することもある。おもむろにペットボトルに入れて持ってきた水をブナの幹にかけ始めたのだ。目的は二つあった。「樹幹流と呼ばれる幹の水の流れを見てもらいたいのが一つ。それともう一つ、木肌の色の変化に注目してください」。小林の言うとおり、まず幹に縦に走る皺に沿って水が流れ落ちる。樹幹流を生み出すためにブナ自らが幹に縦のラインをつくりだし、根元へと水を運んでいるのだ。さらに水に濡れた木肌の色がみるみる変わり、乾いた木肌とのコンストラストが見事に映える。「雨に濡れたブナの木肌はとても瑞々しくて綺麗なんですよ。今日みたいな快晴の日でも、雨の日のブナをぜひ見てもらいたくて」と小林は笑顔を見せた。小林のガイドの丁寧さと大胆さのコンストラストも見事だった。

「白神山地案内人」のメニュー▼



















ご不明な点はこちらへ▼



白神なびサイト運営について▼

白神なびサイト内検索▼