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雨の日に行きたい白神山地トレッキングコース

白神山地がなぜ世界遺産に登録されたのか? それは世界最大規模の原始のブナの森が残されていたからです。すなわち、白神山地トレッキング=ブナの森を楽しむ、と言っても過言ではありません。
その白神山地のブナの森を十二分に楽しむには、実は雨の日がうってつけだということをご存知でしょうか?もちろんせっかくの白神山地トレッキングですから晴れるに越したことはありません。しかし、雨の日にしか見られない貴重な瞬間や、雨の日だからこそ感じられる森の息づかいなど、普段では味わえない白神体験を雨は演出してくれます。白神山地トレッキングでは雨に降られたからといって肩を落とす必要はありません。雨には雨の楽しみ方があるのです。
ここでは、雨の日にぜひ行きたい3つの白神山地トレッキングコースとその見所、そして白神山地の梅雨情報も併せてご紹介します。




 雨の十二湖

雨の青池

十二湖は白神山地の中でも一大観光スポットとして人気のコースです。トレッキングというよりは散策感覚で歩けるのも人気の秘密です。急な傾斜もなく、散策路がしっかりしているので、雨の日も無理なく歩くことができます。そして十二湖の最大の見所である青池は雨の日に別の顔を見せてくれます。それは、雨でぬれた森の輝きを湖面に映して、緑色に染まったかのように見せ、より幻想的な青池となるのです。雨の日の特権「緑の青池」を是非ご堪能ください。



雨の白神山地・十二湖散策雨の十二湖

そして雨の日の十二湖散策では、私たちの五感が自然にフル活動しはじめます。雨が木々を打つ音が聴こえ、芳醇な土の匂いが漂い、雨水を得てキラキラ光る葉にまぶしさを覚えるのです。雨の白神を無理矢理たのしもうとするのではなく、自然体で歩いてさえいれば、活発な森の営みを体中で味わうことができます。



雨の十二湖ブナ林

ブナの森は傘いらず。そのように言われるほど、ブナは私たちを雨から守ってくれます。ほとんどの雨粒をブナの葉が受けてくれて、そして自分自身の活動のために根まで雨水を運ぶ、その巧みさがブナは突出しています。ブナの幹を上手に流れ落ちる雨水を見つける、それこそが雨の白神山地を歩く醍醐味です。



雨の十二湖散策路雨の白神山地散策

雨の十二湖散策の様子はこちら

十二湖を訪れるツアーの一覧はこちら




 雨の二ツ森

雨の青池

二ツ森は白神山地の中でも山頂付近からの眺めが良く、絶景スポットとして人気の登山コース。やや急な斜面がありますが、晴れた日には世界遺産核心地域のブナの森を見下ろせる貴重な場所です。しかし雨の日の二ツ森もまた素晴らしい雰囲気です。ガスのかかったブナ林はどこか神秘的で、まるで別の世界に入り込んだような気分になります。



雨の白神山地・十二湖散策雨の十二湖

世界遺産白神山地といえばブナ。そのブナの幹を伝う雨水の流れも、雨の日ならではの光景。雨の降り始めには涙がこぼれたようなひとすじ。雨量が増すとそれこそコップから水が溢れたかのようにどくどくと幹を雨水が流れ落ちていきます。



雨の十二湖ブナ林

とはいえ、それなりに標高の高い場所なので、豪雨や強風、雷などの悪条件の場合は、勇気をもって引き返すことが大切です。安全第一で雨の二ツ森をお楽しみください。



雨の十二湖散策路雨の白神山地散策

雨の二ツ森登山の様子はこちら

二ツ森を訪れるツアーの一覧はこちら




 雨の岳岱

雨の岳岱の樹幹流

岳岱は数ある白神山地のトレッキングスポットのなかでも、これぞ白神山地! と言っていいほどブナの繁茂する森です。もし岳岱の森に雨の日に足を踏み入れたのなら、ブナの幹をお見逃しなく。樹幹流という雨水の流れを見ることができるかもしれません。ブナは水を集めるのが上手な樹木。枝葉が受け止めた雨水を、効率よく根まで運ぶために、幹に水の通り道をつくっているのです。この水がブナの命となり、森の礎となります。白神山地の森を守り続けるブナと水の関係を目の当たりにできるのも雨の日ならではなのです。



雨の白神山地・岳岱トレッキング雨の白神山地のブナ

雨を浴びると岳岱のブナの森はより神秘的な雰囲気を醸し出します。うっそうと茂っているのだけれど輝いている、しんと静まっているのだけれどざわめいている、蒸し暑いのに冷たい、そんな不思議な体験を雨の白神山地で味わってみませんか。



白神山地・岳岱のブナの森

岳岱の森へ入ると、雨の音はするのに、一向に雨粒が落ちてこないという体験をするかもしれません。それは生い茂るブナの葉が傘替わりになっているからです。ブナの葉はより多くの雨水を集めようと枝を広く伸ばし、葉を皿のようにくぼませた形状にしています。ときおり、その皿からこぼれた雨水がどっと地上へ落ちてくることもあります。それは地上の植物たちへの恵みとなります。また、雨の降り始めは微量の樹幹流がブナの木肌に現れます。これはまるで樹液のように細い流れで、それでも一滴も無駄にすまいと根へ届けます。雨の日の岳岱にも、頭上に足元にたくさんの見所がありますので是非さがしてみてください。



白神山地岳岱の植物白神山地岳岱の樹幹流

雨の岳岱トレッキングの様子はこちら

岳岱を訪れるツアーの一覧はこちら




 白神山地の梅雨

白神山地の梅雨

世界遺産白神山地の梅雨は例年6月末から7月下旬です。6月いっぱいは眩しい新緑の白神山地を楽しむことができ、7月は雨の白神山地を楽しめる季節となります。しかし7月も毎日雨が降っているわけではありません。それにシーズンによっては梅雨がかなり早く明けてしまう場合があります。数年前は7月上旬にはぱったり雨が降らなくなってしまったこともあります。必ずしも梅雨時期だから雨の白神を楽しめるというわけではありませんのでご了承ください。また、雨が降る降らないに関わらず、白神山地トレッキングには雨合羽をご用意ください。傘を差しての散策やトレッキングは危険ですので、できれば両手を空けられるカッパをご利用ください。それでは雨の白神でお待ちしております。



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