世界遺産白神山地のトレッキング観光の最盛期はやはり夏休み時期。夏休みを利用してトレッキング観光客がどっと白神山地へ押し寄せます。うっそうと茂る世界遺産の森の中を、あるいは滝を目指して川沿いを、山頂からの眺望を目的に登山道を、美しい湖を一目見ようとブナ林を、などさまざまな趣向で夏休みの白神山地トレッキングを楽しむことができます。
ここでは、白神山地の夏休み風景や、各トレッキングコースの夏の様子、海沿いの観光スポットや穴場宿、夏祭りなどをご紹介します。白神山地の夏休みはこんな感じなのです。
夏の二ツ森登山コース
深緑の世界遺産のブナの森を眺め下ろすなら、二ツ森登山コースがお薦めです。中腹から傾斜がきつくなりますが、それを越えれば素晴らしい眺望が開けます。モコモコとしたブナの森が眼下に広がったなら、それこそが世界遺産の森だと実感してください。山頂まで片道1時間弱の登山となります。
夏の岳岱トレッキングコース
もののけ姫的な、うっそうと茂る白神の森を体感したい人には、岳岱トレッキングコースがお薦め。太陽の光を遮断するブナのカーテンで、薄暗く雰囲気抜群の森を1時間から1時間半ほどトレッキングできます。
夏の十二湖散策コース
散歩感覚で夏の白神山地を堪能できる十二湖散策コースは、トレッキング客だけでなく、普通の観光客にもお薦めです。夏の濃い青池やブナ林、沸壺の池、湧き水などを巡って1時間弱の散策をお楽しみください。もっと歩きたい、という人はよりたくさんの湖を巡ってみるのもいいでしょう。
夏のミニ白神トレッキングコース
気軽に白神山地トレッキングを楽しめるミニ白神トレッキングコースは、道幅も広く歩きやすいコースです。聴診器コーナーでブナの音を聞いたり、熊の爪痕を見たり、1時間から1時間半ほど夏の深緑トレッキングを楽しむことができます。ミニ白神に関しては入山料が500円必要です。
夏の白神山地の海沿い観光スポット
白神山地の西端は日本海に面しています。つまり白神山地は、森トレッキング、山登り、海観光という何とも贅沢な観光エリアでもあります。とくに夏は海沿いでさまざまな観光スポットを楽しむことができます。たとえば人気ローカル線のJR五能線。日本海と白神山地に挟まれた絶景路線に乗るもよし、撮影するもよし（撮影用の駐車場ができました）。
さらに名物のイカを干したイカのカーテンや、日本海絶景スポット鹿の浦展望所、美しい海岸の釜谷浜海水浴場、岩場遊びもできる岩館海岸海浜プールなど、
白神山地周辺の夏祭り
白神山地のトレッキング観光と併せて、周辺の夏祭り観光もお薦めです。毎年8月初旬に開催される能代役七夕（秋田県能代市）や、砂像イベントのサンドクラフト（秋田県三種町）、みこしを担いで白神の滝に向かうみこしの滝浴び（秋田県八峰町）などは、地理的に二ツ森や十二湖、岳岱などのトレッキングと組み合わせることができるでしょう。
また1週間にわたり開催される弘前ねぷた（青森県弘前市）は地理的に暗門の滝やミニ白神のトレッキングと組み合わせることができるでしょう。ただし祭り期間中の宿泊予約はかなり早めがお薦めです。
白神山地の海沿い穴場宿
コテージで白神の森の夜を満喫できるアオーネ白神十二湖は、十二湖観光の拠点に活用できるでしょう。また、あきた白神体験センターでは海や山の体験プログラムも組み合わせた宿泊ができます。
さらなる穴場宿は、いさり火温泉ハタハタ館にあるトレーラーハウス、そして貸切宿である夕映えの館。ともに十二湖や二ツ森などの白神観光拠点として活用できるでしょう。
